タカハシさんはお休みで、クーの呼ぶ声がする。帰り道、立ち寄ってクーと戯れる。ここに暮らすようになって、動物との暮らしを夢見ていた。それも犬、それもラブラドール・レトリバー。でも買うという行為は嫌だった。そんな都合の良い条件の出会いはなく、瞬く間に10年が過ぎた。
東京、池尻大橋に暮らしていた頃、隣の猫「マイちゃん」に癒されていた。
アメリカンショートヘアの雑種。とても利口な猫だった。ベランダ伝いにやってきて、仲良くなった。猫嫌いだったカミさんをも虜にした。夕食時になっても帰らず(お隣さんはカメラマンで帰りの遅くなる時)ピアノの上から私たちの食事を見ていたのが、いつの間にか後ろ向きに…。食卓を見るのがつらくなったんだね、と礼儀の良さに感心した。可愛かった。これから出会があっても、最後まで一緒に暮らせるのか分からない歳になった。
朝霧も出ていた。 |
木々の膨らみも…。 |
冬の間、切り出しナイフで削り出したスプーン達。 |
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