2024年2月24日土曜日

誰にも、その時は来る。

陽射しの無い一日。
雨氷は溶けず。木々は、心なしか重さに耐えているようだ。二本のしなった白樺が気になる。午後は、雪かきをしながら、たまった紙を焼却炉で燃やす。

「死なんて、まだ遠いもの」と、能天気だった。カミさんが逝くまでは…。
最近は「死」と言うワードに反応する。NHKの「72時間」、ながらで見ている。普通の人の人生を垣間見せるドキュメンタリー番組。75歳の独身男性、「どう言う死に方をするか、考えている」(だったかな…)と語っていた。今読んでいる本「憶えている」も末期ガンを宣告された男性の死と向き合った記録。テレビで情報を得て、図書館に頼んで入れてもらった。「誰もが、その時が来るのだから…」と、以前話していたカミさん。余命宣告にも、取り乱すことはなかった(ように見えた)。二人ともジタバタすることはなかった。受け入れるしか無かった。独りになり、今頃になりボディブローを受けたように効いてきている。悔しさ、悲しさ、寂しさが…。












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