彼方に去った青春時代。

雨の一日。強くなったり弱くなったりで降り続く。

昨日からの単行本の修正を進める。
本作りは面白い。20代から始めた生業としてのデザイン。主に歩いてきたのは編集デザインの分野。それも雑誌が多かった。トレンディは友人からのヒキがあり、やるようになった。編集者が記者も兼ねて取材。いい記事を書いていた。打ち合わせは夜中なんてザラ。活気のあった時代。みんな凄かった。夜中の打ち合わせに一時間、二時間遅れで現れる猛者もいた。仕事が出来た女性で憎めない。このころが一番忙しい時代。その編集者は残念ながら若くして逝ってしまった。すでにトレンディとは切れて、清水高原に移住してからだった…。

そして、この盛岡の友人もその頃に出会った。
盛岡支局長を最後に退職しそのまま住み着いてしまった。遠く離れて疎遠だったのに、こうして本作りのお手伝いをしているのが不思議。仲間として繋がれるのが嬉しい。たまたま読んでいる伊坂幸太郎の本はホットな仲間のエピソードが綴られていて、温かい気持ちにさせてくれる。こうありたいと思うには歳が食い過ぎてるけどね。

乱雑な仕事部屋。3畳の狭さ。カミさんは呆れてしまい、
今は何も言ってこない。

雨に濡れそぼったハルジオン。

ドクダミが開いた。

夕方、庭を一巡り。

手作りのお気に入りのテーブル。

夕食の一本。草間彌生のグラスはビール用。