二つ年上の従姉妹、ミホコちゃんとハルオさんの夫婦が訪ねてくれた。
もう随分前から、山形村の長芋を買いにファーマーズガーデンに来ていることは聞いていた。「だったら寄ってくださいよ!」と言っていたのだけど、中々実現しなかった。カミさんが逝って、どんな一人暮らしをしているのか、心配してくれたのだろう。「今年は寄らせてもらうぞ」とハルオさん。私より四つ年上の81歳。昔から面倒見が良く、付き合いを大切にする人だ。
糸魚川の農協で買った長芋が美味しくて、惚れ込んだとのこと。
生産地が山形村と知って、ファーマーズガーデンに注文するようになった。最初は電話注文をしていたらしいが、沢山注文するモノだから、送料がバカにならない。「近所の人には手渡ししよう」と、その分は持ち帰ることにして、買い出しに来るようになった。私が毎週立ち寄る「いもっこ」でも「買う!」と20キロ入り二箱とゴボウを買ってくれた。
お昼はウチで。
冷凍のハンバーグと付け合わせにジャガイモと人参、野菜サラダ。それとフランスパン。食後にコヒー豆を引いて、コーヒーを淹れた。大したモノは出来なかったけど、喜んでくれた。こんな暮らしぶりを見て、安心したようだ。「今度は大勢連れて来るから‥‥」、と帰って行った。私にとって、ハルオさんは「兄貴」のような存在。お二人とも元気なのが何より。今は、少しづつ事業を閉めることを進めている。子供達は三姉妹で、継いでくれる人がいないのだ。