3年前の春、余命宣告を受けたカミさん。
潔く受け入れて、治療を拒否。自宅で過ごすことを選択した。そして、夏、カミさんは逝ってしまった。私は、介護士、医師の助けを借りて、カミさんを介護し、看取った。でも、ずっと、何か、やり残した、との想い(後悔)が残っている。
それは何だったのか…。
数日前に買った、「棺桶まで歩こう(萬田緑平著)」を読んんで、理解できた。カミさんは死を受け入れていた、にも関わらず、私が直視できていなかった。直前まで来ている死を、はぐらかそうとしていた…。
萬田さんは言う、死を前にした人に、感謝の言葉「ありがとう」と伝えよう、と。
私の後悔は、彼女から「幸せだった、いい人生だった」、と言わすことが出来なかった、こと。私が彼女の両親について、「正月、4人で麻雀をやったのは、すごく楽しかったよ!」と言った時、嬉しそうだった、ことを想いだす。
そう、私がやるべきことは、何だったのか、この本を読んで気づいた。
そこまで来ている、彼女の死を直視し、今まで一緒にいて、「どれだけ楽しかったか、幸せだったか」を伝えること、だった。そうすれば、後悔せずに済んだかもしれない。私自身も、幸せな気持ちになれた、かも知れない…。
大切なひとが、死を前にしている人達に、この本を勧めたい。