新宿副都心に近ずくにつれ、高速はビルの谷間を走るようになる。
この都心に入ってきた、という感覚がけっこう好きだ。
初台の出口を下りて20号線に入る。そのまま山手通りの下をくぐり、西参道口の交差点を左折し、しばらく行くと定宿にしてるホテルがある。その駐車場に車を停める。
22日、雪の清水高原を朝7時過ぎに出て、ホテル着10時30分。快晴の東京。
都庁前から大江戸線で飯田橋で東西線に乗り換えて、竹橋。
国立近代美術館で開催中の「endless山田正亮の絵画」を観る。
論理的な絵画、というのだろうか、どちらかといえば好きではないのだけど、これだけまとまって見れるチャンスはそうないので、出かけた。
作品よりも制作ノートに惹かれた。
工芸館に回る。所蔵作品展「近代工芸と茶の湯II」が開催中で、ここに所蔵されている「高橋奈巳」さんも展示されていると聞き、足を伸ばした。
高橋さんは、もう随分前、まだ無名の頃、吉祥寺のギャラリーで作品に出会い、衝動買いをしてしまった。その人の作品が賞をとり、所蔵されるまでになったのはとても嬉しい。
美術館界隈、食事するところがあまりになさすぎ。美術館にはあるのだけど、本格的レストランで昼食で3500円と4000円のコース料理。前に入った時はもう少しメニューがあったはずなのに…。5分ぐらいのところに毎日新聞のビルがあり、普段なら食堂街がある。
ただ、日曜日は生憎のお休みで、結局、昼食にありつけたのは、移動して三越前についた2時半。腹ペコの二人、食事にありつけてホッとしてます。
三越前は、今回の目的の一つ、ギャラリー砂翁。ここで開催中の山形村の友人片桐武夫さんの「きぎ工房 木の額展 2017」を訪ねて、ビックリさせること。
おっ!、たくさんの人が来てくれてる。外から窓越しに写真を撮ってたら本人が気がついた。ちょっとビックリしたふうで成功?。奥さんも同行されていた。
あまり長居してオジャマムシでもと、しばしのお喋りで失礼する。
明日24日まで。場所などは「ギャラリー砂翁」で検索してください。
銀座線で二駅移動して京橋のフイルムセンターで開催中の「戦後ドイツの映画ポスター」展を観て外に出れば、すっかり暗い。銀座まで歩く。途中LIXILギャラリーに立ち寄り「WASHI−紙のみぞ知る用と美」を見る。
明けて今日、23日は、東陽町にある竹中工務店東京本店に併設されているギャラリーへ。
山小屋を設計してくれた建築家の中村好文さんと家具職人の「コラボレーション展」が開催中でこれを見るため。職人さんは横山浩司・奥田忠彦・金沢知之の3人。皆さん山小屋作りに関わってもらった人たち。奥田さんは北海道に移られてから、お会いしてないので空振りだと分かりつつ、来られてないか聞いてしまった。2月25日まで。
…と、何時もながらの駆け足の東京行でした。