2016年8月31日水曜日

地方での生業。

朝方は日が差したり、雲に覆われたりとハッキリしなかった空模様。
お昼近くから安定した青空に。午後から外に出て一仕事。
セルフビルドする小屋の「地縄張り」というもの、建物となる4隅に杭を打ちヒモを張る。次、遣り方。建物の周りより40センチ離して杭を打つ。
この途中で、仕事の電話が入り、続きは明後日、晴れたら…。

「稼ぐ事が良い事だ」という価値観から解放されたら、世の中、随分と変わるかもしれない、と思う。そんな事を考えている人がいる、コトが嬉しい。

地方での生業を考えた時、デザインはかなり厳しいと感じている。
清水高原に移住して6年、それなりにアナウンスはしてるものの、地元からのデザイン依頼は、極々わずか。東京での繋がりで仕事を得ている。
東京に住んでいた時に比べたら、出て行くお金も少なく、現在の仕事量で暮らしは、何とか成り立つ。そんな状況でも他に楽しい生業を作り出せないものかと考える。
試行錯誤する場としたいと小屋作り。気の長い話だが…。
昔も今も、考え始めてから行動に移すまで随分と時間がかかる。
これからどれだけの事ができるだろう。

左はマキ小屋。栗の木、カラマツを木挽き、板にして、それで作った
3年は長かった。通いながらだけど…。


2016年8月29日月曜日

琵琶と観光と。

昨夜は、里の農業者トレーニングセンターで
「清水寺で琵琶を聴く仲間(実行委員会)」のミーティング。
出席者5名で、チケットの販売状況の報告、当日のスケジュールの確認と役割分担を決める。
生憎と観光協会のイベントとバッチリ重なり、そちらに行かれる人もいて、
チケットは、やや苦戦。
観光協会とのコミニュケーションが、うまくなかったのは反省材料。

観光協会は名義後援のみなので、今年の後援依頼はパスしていた。
そんな事もあり、こちらの情報が観光協会に伝わっていなかったようだ。
村民レベルでのイベントでも、観光には少なからず寄与している、と思っている。
そのあたりの認識に、かなりのズレがあるようだ。
初回より、東京から10人前後の人たちが聞きに来てくれている。
60人の定員で20%弱の割合は、かなりの率ではないだろうか。
その人たちには、田原さんも一緒に「スカイランドきよみず」に泊まってもらう。
加えて、村内を案内して農産物に触れてもらっている。

今年は、名古屋からも若いファミリーが聞きに来てくれる。
ゲーム音楽で田原さんの琵琶を聞き、聞きに来てくれるようになった。
観光協会が後援をしたイベントは、せめてHPなどで積極的に情報発信してくれるだけでも、と思うのだが…。

9月10日午後2時から、古刹清水寺で開演です。
こんな琵琶の演奏会、聞き逃すのは惜しい!。まだ大丈夫です。
60人の定員ですが、70名まで受け付けます。
興味ありましたら、0263−98−3014(保坂)まで、ご連絡を!。





2016年8月27日土曜日

雑談は楽しい。

雨の一日、霧も出た清水高原。
単行本の最後の「目次」データをDTP屋さんに送る。
約1ヶ月の改訂版のデザインの仕事。これで大きな修正がなければ終わり。

山形村図書館開館5周年を迎えての記念イベント「山形村図書館まつり」を
10月22日[土]開催する。そのパンフレット、ポスターのデザインを引き受けた。
そのデザインを進める。
清水高原に移住した翌年の2011年、図書館協議会委員を頼まれて、以来続いている。
なぜ選任されたのか、未だに理由がわから無い。
でも、おかげで村の人達と繋がるキッカケになった。
以来、図書館も大いに利用させてもらっている。二人の司書の人柄もあり、アットホームな雰囲気。たわいのないやり取りにも嫌な顔もせず、付き合ってくれる。

1週間に一度、下る里。いく先々での雑談は楽しい。
イベントのパンフレットを置かせてもらうようになって、アイシティの店長も、顔を合わすと声をかけてくれるようになって、立ち話をするようになった。
長くなる事もしばしば。
いもっこは、お母さんと姉妹の運営。仕事の邪魔になら無いように。
雑談は楽しい。相手との距離もだんだん縮まる。

デザインの途中。

2016年8月26日金曜日

コンパクトシティ。

午前中は、1週間に1度の買い出しで里へ。
片道10キロほど。標高差で750メートル、1400から650メートルへ。
10時に出て帰宅は1時半。ほぼ半日。
食料の買い出しのほか、アレコレの要件もくっつける。
図書館はだいたい立ち寄る。司書たちとのたわいの無いやり取りの楽しさもあり。
今日は、カミさんの他に同乗者がいて、話しながら。
山形村の中心、メインストリートはどこだろう、という話題が出て、それは役場のある辺りでしょう…、といったものの自信が無い。
私たちにしたら、アイシテイがメインストリートかな〜。

私の田舎でもそうだけど、なんか漠然と広がっている感じは否め無い…。
年を取ってくると、あちこち動き回るのが大変になってくる。
「コンパクトシティ」と言う言葉を聞く。この理念、把握してるわけでは無いけど、興味がわく。多分、役所、病院、介護施設、お店、娯楽施設、宿泊施設、住宅などが、歩いて回れる程の近い所ににまとまってある。と言う事かな…。そう言うのって便利。「便利」がキーワード⁉︎。でも私はやはり、ここ清水高原がイイ!。




2016年8月24日水曜日

発信は大事だと思う。

何をしてたんだろう?と思えるほどに一日が過ぎてしまうのが早い。

午前中、アートフェスのパンフ印刷代の支払いにプラルトに出向く。
担当者のTさんと話し始めると、つい長くなる。
話題は、清水高原のイベントの話から、活性化に…。
顔見知りの「信州りらく」の編集者も話題に入ってくる。

経済的な基盤がないことには、憧れだけではどうにもならないのかな…、若い人の移住。
自分で生業を作り出していけるようなバイタリティのある人がいないかな、と思う。
そんな話に、梓で若い人がパン作りをしている、という情報をもらった。
ウチから近い。時間を作り訪ねてみよう!。
そんなことをしてると、小屋作りが、また遠のいてしまいそう。
今、優先順位イチバンの小屋作りに集中しなくては。
帰り際、先月依頼を受けてデザインした自主出版のエッセイの本を貰う。
デザインが気に入ってもらえたようで良かった!。

まあ、そんなことで半日が潰れ、福祉社会協議会から助成金をいただいたアートフェスのイベントが終わったので、その報告書を作って午後が終わった。やれやれ…。

夕食を食べながら見てたNHKで、財政破綻した北海道の夕張市のことが取り上げられるのを見てて思った。市民は市の政策を理解してる。行政の長が何をしたいかを理解してる。
それは市長が市民と良く話してる。発信してるからか…。
これって、今の地方の行政にとって、とても大事なことだと思うな〜!。

定年退職をして、周りのことに目を向けたエッセイ。
素人にしては、文章がうまいなあ〜、と思う。
読ませる。

小屋内部のイメージスケッチ。しばらく寝かせていた。

2016年8月22日月曜日

バーチャル遊園地。

井上アイシティの店長に強く勧められて、午前中入園してみた。
21日までだったのが好評で24日まで延長したので見ることができた。
「チームラボ アイランド−学ぶ!未来の遊園地」。
私たちでも結構楽しめた。ファミリーが大勢。
これは子供には楽しいだろうなあと思えた。家、クルマ、宇宙船の塗り絵をしてスキャニングしてもらうと仮想世界に取り込まれて動き出す。面白い!。

バーチャルの世界、手軽で、簡単。
まあこのくらいなら健康的(?)と楽しめるのかも…。
自然の中にも、これほどに人を集められる何かが欲しいな、とも思う。

宇宙の未来の街。塗り絵した絵が取り込まれる。

宇宙船の塗り絵をして取り込んでもらった。

こちらは水族館。

ケンケンパ。踏む絵柄により変わる色が面白い。



2016年8月21日日曜日

清水高原、9月のイベント。

危うい空模様も午後には青空が広がった。
テニスコートでのハーフタイムブラザーズのジャズ演奏会を聴きに行く。
久々にテニスコートは、気持ち良い!。ご無沙汰してたな〜。
テニスをしなくなってずいぶん経ってしまった。
アレコレやる事が出てきて遠退いた。
1時半から4時まで、強い日差しの中、演奏を楽しんだ。
8月の清水高原でのイベントはこれで終わり。

9月は10日:「清水寺と琵琶と」。11日:「全日本学生ヒルクライムロードレース」
19日:「ジャパンクラシックツアー2016」。みなさんお出かけくださ〜い!。

さあ、これから始まります。



昨年のヒルクライムより。
昨年のクラシックツアー。

2016年8月20日土曜日

墓参り。

本日は、遅い墓参りで糸魚川へ。
実家について鍵を開けようとして、鍵が無い⁉︎。え〜!。
確かにポケットに入れたはず…。家に入れない!。
でも無いものは仕方ないと頭を切り替えて、何所か入れそうな所を探してみたものの、無い!。セキュリティは完璧(?)。実家の仏壇へのお参りは諦めて、お墓参り。

その後、親戚をまわり、仏壇に手を合わせる。
久しぶりに会うので従兄弟たちとの話が長くなる。農業の後継者問題は、こでも深刻。
とてもコメ農家では食べて行けないと言う。
日本の農業を支えてきた兼業さえも見放されつつあるようだ。
農機具を売り、肥料、農薬を売る農協だけが良い思いをしている…、ように見える。
機械がないと農業ができない。なので高い農機具を求めざるを得ない。
この返済のために農業をしてるような感覚だ。ナンカおかしい…。
地方はどうなるのだろう。
政府は「地方創生」を語るけど地方の行政はアイディアを出せないでいる。
新しい感覚で現状を打破していかないと地方は衰えるばかり。

帰り道、小谷の道の駅でハーレダビッドソンで旅してる人に話しかけた。
名古屋から出て、北海道まで行っての帰り道との事。1週間かかったそうだ。
スゴイね〜!。一緒に写真を撮らせてもらった。名前も知ら無い。
ブログに乗せるからと伝えた、見てくれるかな…。
これで繋がったら楽しいし面白い!。

ハーレダビッドソンと旅する人と記念撮影。

糸魚川の海の色がキレイ。

2016年8月19日金曜日

ミニマルハウス。

アートフェスが終わり、いつもの流れに戻って、今日は買い出し。
図書館で本を返却。大山淳子の猫弁シリーズ3冊も借りて、結局、二人で1冊しか読めなかった。予約が入ってて借り直しできず。カミさんは違う本を借りてきた。私はアン・レッキーの話題作「反逆航路」が手元にあるのでパス。

農協、郵便局とまわり、「いもっこ」で野菜を買ってアイシティ。
私はサッカー場の前のガソリンスタンドでガソリン補給28ℓ。
2004年に乗り換えたホンダCRVは、この辺りを走るとリッタ5〜6キロしか走らない。
坂道が多いためか燃費が悪い…。次は燃費の良いクルマが欲しいけど、4輪駆動で車高が高い事が条件。覚悟して来たとは言え、清水高原に公共交通がないのも辛い。
里においてさえ本数が少ない、高いで、うまく機能してなくて、利用者が少ない。
そのため、ますます本数が減って使いづらくなる、という悪循環。
多分、地方で一様の悩みだと思うのだが…。

信州山形村に移住し6年間暮らして、村は、このままでいいのかな〜、と言う漠然とした危機感が…。村の人たちは行政についてどのように見ているのだろう?。何も感じていないのか。
人口減少が続き、このままでは村の人口も下降をたどるに違いない。
このまま、なるがままでは良いはずがない…。
清水高原の事を考えているうちに、村の事も気になって、なんとなく見えてきた。

時々顔を合わせ、話しかけて少しづつ距離が近くなってきたKさん。
この夏にもファミリーで見えていた。散歩の帰りに行きあって、立ち話。
セルフビルドされたという話を聞いた。
20数年前、3年の期間をかけて建てられたそうだ。工法はツーバイフォー。
以外と持った、と驚かれていた。いやそれにしても凄い!。立派なサウナもある。
中を見せてもらい、ここまで出来るんだ〜、とビックリ。
私も今年こそは取り掛かるぞ〜!。

ツーバイフォーでセルフビルドされた山小屋。20年以上は経っている。

2016年8月18日木曜日

清水寺で琵琶演奏会。

私たちが暮らすのは、信州山形村1300〜1400メートルの別荘地、清水高原。
袋小路で通り抜けの出来ない静かな森の中。これといった観光もありません。
唯一、1200年の歴史を持つと言われる鄙びた古刹「清水寺」がひっそり佇みます。
仁王門からの参道は、左右に100体観音と、鬱蒼とした一位(アララギ)の巨木。
幽玄な世界に浸れます。このロケーションに惹かれ2011年、友人の田原順子さんに声をかけて第1回目の「田原順子琵琶演奏会の夕べin清水寺」を開きました。
果たして聴きに来てもらえるのか、トテモ心配でしたが、80人もの人に来ていただき
「ホッ」としたのを今でも思い出します。
その後、回を重ね、今年は第6回目を9月10日開催します。

一流の奏者による弾きと語りを、この自然の演出の中で聴くのは、格別です。
この機会にお出かけいただき、聴いて欲しいです。是非!。
ご予約はお早めに「保坂:0263-98-3014」まで。


2016年8月17日水曜日

Akane Bon Bon.

8月8日から始まった清水高原アートフェスティバル「森の中の散歩道」は昨日で無事終了。

今日は予約してあった歯医者へ、カミさんはかかりつけ医に薬をもらうため里に下りる。
その足で、気になっていたペーパークラフトをやられる梅川茜さんが主催するAkane Bon Bonのオープンアトリエを松本に訪ねる。本日まででなんとか間に合った。
茜さんは、清水高原に移住して間もなくの頃、フリーペーパーで見つけて面白いなあと興味を持ちメールでコンタクトを取った覚えがある。
うまく繋がらず放置されてたのが、知人の木工作家の娘さんと分かってビックリ!。また時間が流れて、今年の春、アイシテイのイベントで偶然にお目にかかることができた。そして個展の案内をもらい、合わせて、「アトリエをオープンにしてます」とあったので、これは行きたいと思っていて、実現できた次第。
私も生業はグラフィックデザイン。そして紙が好き。紙を使ってのクラフトには興味大。創り出すアトリエにも興味津々。民家を使い勝手のいいように工夫したレイアウトがいい。活版の機械には個人的には特に惹かれた。写真を撮らせてもらうのをわすれてたな〜、残念。
そしてものづくりへの姿勢、実用として使え、チョットの事では壊れないように作っているという。そこって大切な事だよね!。

玄関を入ってすぐのスペースに作品を並べている。
手前に打ち合わせのスペース、奥にアトリエがあり。住空間でもある。

素敵なトレーに惹かれて求めました。「オルラヤ」のタネをもらう。
どんな植物なのか分からず、調べなくては…。
たねを入れた袋にセンスの良さがキラリ光る。

2016年8月12日金曜日

アートフェス開催中。

8月8日から清水高原アートフェスティバル「森のなかのアート散歩」開催中です。
信州山形村1400メートルの別荘地、この中の7軒の別荘をオープンギャラリーにしてアート、クラフト、オブジェなど展示して皆さんをお待ちしてます。お出かけください。
ただ本日、12日は別荘管理組合の総会のため全邸お休みになります。
詳しくは「清水高原アートフェスティバル」で検索ください。
ここからもリンクされています。
本日はお休み、明日から16日までオープンです。
しばらくは、アートフェスのブログにアップで、こちらは開店休業になります。

11日、保坂邸での「なかまちひろし」野外ライブ。

辻野さん。辻野邸では織りのワークショップがあります。

高島邸。作品の前の高橋さん。
前に展示されてるのは、今は亡きご主人文彦氏の作品。

西村邸のポーランドからのゲスト、アーティストのコンラッドさん。
後ろは中町夫人。

西村邸。西村のんきさんの作品。

2016年8月3日水曜日

同級生。

予報は外れたみたいで、お昼からは時々青空も出た清水高原です。

午前中、里の友人Yさんが久々に訪ねてきてくれてた。
最近はすこぶる体調が良いとのことで良かった!。Yさんは糸魚川の高校時代の同級生。
私たちが清水高原に定住してから交流が再開した。高校卒業以来だから随分時を経て…。
再会した時、イメージが変わってないことにホッとした。
イベントの記事がメディアに出て「もしや…」と連絡してきてくれた。
望んでやってきた山形村清水高原ではあったけど、なんの繋がりもない土地で
友と再会できたのは力強い限り、嬉しかった。
山歩きが好き、と言っても山菜とキノコを求めての山歩きの方が多いらしい。
我が家の林の中に、雨が多かったためか、いろんなキノコが出ていたのに反応。
気持ちは秋のキノコ狩りに飛んでいた…。

午後は晴れ間が出てきた事もあり、外に出た。
庭の草刈りをして、熊手を持ち出して散らばっていた小枝をまとめる。
キレイになって、アートフェスに一歩前進。気持ちよくなった(気がする…)。
明日は、作品を作ろう!。

草刈機で危うく切ってしまいそうになった「ツルリンドウ」




















キレイになった庭…。ん、分からないかな。

2016年8月2日火曜日

伊豆高原のフェスから。

もう8月ですよ〜。早いでっすね〜!。
来週から清水高原アートフェス「森の中のアート散歩」が始まります。

このフェスをやりたいと思い立ったのは、
2001年「伊豆高原アートフェスティバル」を見に行った時。
今は亡き宮迫千鶴さんのエッセイのデザインをしたことが縁だった。
ご主人の画家谷川晃一さんと始められたフェスのことを知って、見に出かけた。
自宅や、別荘の一室をギャラリーにして作品を展示、訪ねた人たちを、お茶でもてなし、
アートの話で盛り上がっていた。それがとても素敵に思えた。
何時か、清水高原でも…、と温めていた。

清水高原に定住することで、ようやく実現。
伊豆の規模には及ぶべくもないが、初回はかなり力が入った。入りすぎた。
ここにきてようやく肩の力が抜けて来たように思う。
身の丈で、ボチボチとみんなで楽しみながらが…で、いいんじゃないの、と。
あまり気張りすぎるとろくなことがない。

外に出て、オブジェ工作中。

一個できた。

何ができる?出来るの?。

雨が降ってきたので、小屋掛に。何、ナニ、なに…?。