午後、陶芸家のマリコさんから荷物が届いた。
カミさんへのお供へと、ぼくとつとした一輪挿し。手紙には「庭のひと枝入れて、お供えください」とあった。マリコさんの作風とは随分違う。「何時もの作り方でなく、作りました」と記されていた。続けて、絵は「安比高原の展覧会会場のプチホテルの道端に咲いていた〝ミヤコグサ〟をスケッチしたものです」と。
その展覧会を訪ねたことを思い出した。
プチホテルに泊まり、マエナカ夫妻との楽しい時間。その後、八幡平を周り、あまりの寒さにカミさんが厚手のトレーナーを買って凌いだこと。旅が、懐かしく思い出された。今は、そんな事は、もう叶わない…。そんなことを想ってか、涙が流れた。すぐにマリコさんに電話。涙が止まらなく、恥ずかしかった。
庭から赤く染まった山椒の枝を切って花瓶に入れてみる。
とてもいい!。供える。この花瓶は、山の一枝が似合う。ありがとうマリコさん!花瓶に似合う枝を探し、マキコに供える楽しみが増えました。
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