しばしグダグダして、重い身体を起こす。障子を開けると、雲に覆われて外はまだ薄暗い。着替え、洗面を済ませ階下に降りる。「おはよう!」と一声を発する。遺影が話し相手だ。「行ってくるよ!」と声をかけて、散歩に出る。誰とも出会う事なく帰宅。「帰ったよ!」「さて朝食の支度」「いただきます」「さあ、今日は、洗濯だ」などと…。一方通行だけど。「声を出すのは良いことよ」とタカシマさんが言っていてけど、そうかも知れない…。
洗濯を終わらせて、昨夜出てきた原稿のデザインを進める。
夜なべをして、進めておいたので、3時には仕上げてメールで送る。続けて修正を加えたものも送る。初校に回ったデザインをまとめてDTPに送る準備。少し先が見えてきた。
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