こんな日の散歩は楽しい。小鳥たちは賑やかに飛び交う。枯れ枝の小さな穴に入ったコガラ。見ていると尻から出てきて飛び去った。穴の中は、回れ右ができないほど狭そう。新たにまた一羽…。入れ替わり立ち替わり。虫を採取してるようだ。ネコヤナギの花がふくらみ青空に映える。タムシバも、もう直ぐ開きそう。立ち止まる回数が増えて、留まる時間が長くなり、一時間。
昼食後、カミさんを連れ出して、庭の中を散策、小一時間。
地面から生えてきた植物を観たり、樹々の芽吹きを楽しむ。家の中で過ごすことが多く、積極的には外に出ない。もう少し外に出たら、と誘っても必要最小限にとどめる。この芽吹きの時から、黄緑に染まる頃までは、誘うと気持ちよく応じてくれる。
午後は、鉢とトレーのサンダーがけ。
私の木で作るモノたち。その木も家の周りで伐った木を使っている。生からだったり、取り置きしたモノだったり…。およそ木の商品を作るための木材ではない。値段をつけるからには「商品」だけど…。どう定義付けたらいいのだろうか。コンセプトはどうしようか…、と考えている。「木の持つ力」を感じてもらうモノたち。節があり、曲がり、ヒビがある。私は好きだけど、同じように感じてくれる人がいたら、楽しい。
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