新しい雪が積もり、真っ白に覆われた景色にテンションが上がる。
青空が広がり、気温も−11℃では、気持ちも引き締まる。道路はTさんの軽トラの轍、そしてキツネのファミリーか、幾つもの重なった足跡が続く。一つの帯のように続いてたのが、外れて飛び上がったような足跡に分かれて、また戻る。なんか微笑ましいシーンを想像してしまう。こんなファミリーらしき足跡は初めて。
何時もの折り返し地点で、軽トラが上ってきた。
ここ数日、すれ違っていた軽トラだ。これ幸いと、降りてきたところへ話しかけた。初めてお目にかかる。村の猟友会の人だった。予想通り。話し始めると前に親しくなった人のお兄さん、更にもう一人、弟さんも知ってる人だった!いや〜、ビックリ!
イノシシの行動パターンを追っているそうだ。その行動パターンに沿って、ハンティングの計画を練る。メンバーの集まりやすい日曜日に実行される。今年は個体数が何時もの半分以下だとか…。それにしても、毎日イノシシの足跡を追って山の中を歩き回るなんて、好きでないとできない。でも、趣味以外でも田畑を荒らされたり、農家に被害が出た時も招集がかかるのは、辛そう。仕事を休んででも協力するそうだ。やはり荒らされた農家の気持ちを考えたら、断れないのだろう。電気柵の設置には、私は反対だけど、荒らされた農家には死活問題のようだ。さすが山のことは、良く分かってる。もっといろいろ聴ける機会が作れないものか…。
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