2022年2月6日日曜日

ネコと言えば「マイ」を思い出す。

山並みは雲、里は雲海に覆われた朝。−9℃。
雪は止んで、新たに積もった2センチの雪は、夜半に降ったようだ。折り返してから弱く陽射しが出て来た。その陽射しも束の間、1時間ほどで雲に覆われて、小雪が舞う。気温も−5℃ほどで、とどまる。スプーンの削り出し。鉈での荒削りからで1本だけ。

有川ひろの「みとりねこ」を読み終えた。
カワイイねこの描写がいい。筆者には同居のねこがいて、猫好きなんだろうな〜、と想像できる。イヌ、ネコは好き。子供の頃はイヌもネコもいた。当時のネコは実用的。ネズミ対策が大きかったと思う。飼いたいと思いつつ、縁がなかった。本の中にも出て来たが、三ケ日みかんの箱の中に入れられて、ゴミ集積所に捨てられていた子猫との出会い。村松友視のアブサンのような出会いが有れば…、私も、止むに止まれず、拾って来たかもしれない。ただ、そんなチャンスはなかった。買ってまで、紹介されてまで…、飼いたいかといえば、そうでもない。

ネコと言えば、池尻大橋で暮らしていた時期に、仲良くなったマイちゃんを思い出す。
ネコ嫌いだったカミさんにも懐いた。アメリカンショートヘアの雑種で頭のいいネコ。マイという名前。飼い主はマンション隣の女性カメラマン。留守にすることが多く、我が家に遊びに来るようになり、遂には、お隣さんが帰るまで居座るようになった。1階の仕事場まで出張って来て、机に広げたレイアウト用紙に乗り邪魔をする。まあ、それがカワイイのだけど…。二人で食事をしてた時、ピアノの上で様子を見てるだけで、テーブルには乗ってこない。よく躾けられていた。魚が出ていたのか、遂には後ろ向きに。その時は二人で顔を見合わせて笑った。いじらしくて…。その時期に、カミさん「アブサン」を見つけて買ってきた。

山並みに雲、里は雲海に覆われる。

朝、一時陽が出て、部屋に射し込む。

鉈で荒削りからで一本だけの削り出し。


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