2018年1月8日月曜日

人が集う「賑わいの仕掛」

零下2度と暖かい朝。
重い雲は、日の出の弱い日差しを押しつぶすように隠してしまった。
水場の湧水は、随分と細ってきている。昨日のイノシシ猟は長期戦になったのか、暖をとった焚き火の跡が残る。
曇りから、細かな雪になり、ボタン雪になり、ミゾレから夕方には雨に変わった。
「雨氷」にならなければいいけど…、とチョット心配。

正月前に借りてきた「シェアハウス図鑑」を読み終えた。何冊か借りてきた最後の一冊。
20〜30代、それも単身者が対象の住み方で、都会または地方都市に出来ている。居住者が集うコミニュティスペースで、居住者またはオーナーによるイベントやワークショップが企画され地域住民も参加できる、地域とつながる「賑わいの仕掛」が、殆どの事例で出てきているのが面白い。このシェアハウス、山形村ではどうだろう。

私たちが暮らす信州・山形村の別荘地、1400メートルの清水高原。40年近く暮らした東京からやってきて、この春で丸7年になる。この自然が好きで、人を呼びたくて、琵琶の演奏会、アートフェスを企画開催してきた。私たちがやってきたことは「賑わい」を創ることだったんだ、と、今更ながら思い当たっている。そして、セルフビルドしようとしてる工房が、日頃からの「賑わいの場(スペース)」に出来るかも…と。

暖炉に火を入れて、昨年、単行本の表紙のために彫った「仏さま」を持ちだして、手直しを始めた。円空のようなざっくりとしたイメージを追って、切り出しナイフのみで。

日の出、この後すぐに雲に覆われる。

雪になり、木の枝にも雪。この後ミゾレ、雨に…。

円空を目指す。

イメージには程遠い。

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